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「エイズ初期症状」「HIV初期症状」という検索キーワードで当サイトに訪問してくれる方が多くいます。
それだけ不安を抱えている人が多いということでしょう。
この記事ではHIVに感染したときの代表的な初期症状などを解説していますが、決して不安を煽るだけの記事にはしていません。
安心して読み進めていただければと思います。
HIVの初期症状が現れる期間
HIV初期症状として見られる症状はいくつかありますが、それを解説する前に初期症状が現れる期間について解説します。
HIVの初期症状は感染後、2週間~10週間の内に現れて、その後、一度は症状がピタリとおさまるのが特徴です。
そのため「あ、治った?なんだったのかな!?」と放置し、そんなことがあったことも忘れた何年後かに、いきなりエイズが発症したときに「そういえばあの時、、」となることがとても多いのです。
では、なぜHIVの初期症状は2週間~10週間程度で治まってしまうのか?
それはHIVウィルスの「HIV RNA量」に関係します。
HIV感染後の2~10週間のことを「急性期」と呼び、この期間に「HIV RNA量」が急増します。
この急増期間に、さまざまな初期症状が現れるわけです。
しかしHIVの特徴として2週間~10週間程度の急性初期が終了すると「HIV RNA量」が一度減少します。
そうすると症状が治まってしまうために「あ、治った?なんだったのかな!?」となってしまうわけですね。
分かりやすいように図にしてみました。
HIV感染後、急激に「HIV RNA量」が増加し、その後、急激に減少し、再び増加しているのがお分かりいただけると思います。
この再び増加している期間にエイズを発症してしまいす。
ですから、性行為の後に少しでも疑わしい症状が出たら「多分大丈夫だろう」と放置せず、とりあえず検査してみることがとても重要になります。
では感染直後の急性期には、どのような初期症状が現れるのか?解説します。
HIV初期症状で代表的なもの
発熱が長期間つづく
HIVに感染すると発熱が長期間続くことがあります。
HIV・エイズ検査で陽性(感染していた)だった人の80%以上の人が、この発熱に心当たりがあると答えているという報告もあります。
通常の風邪なら安静にしていれば3、4日で熱は引きますし、インフルエンザでも抗生物質を服用すれば3、4日で熱は引きますが、HIVに感染したときの発熱は1~3週間程度続くのが特徴です。
なお、この時の発熱は一般の風邪薬では解熱しないと言われています。
この発熱に心当たりのある方は1日も早く検査することをお薦めします。
咽頭炎(のどの腫れ・痛み)
咽頭炎(のどの腫れ、痛み、咳)も代表的なHIVの初期症状の一つです。
1日、2日で症状が治まれば良いですが、2週間も続くようならHIV検査することをお薦めします。
やっかいなのは、この症状も数週間もすれば治まってしまうことです。
ですから症状が治まっても安心せず、一応検査するようにしましょう。
ただし、性行為の後の咽頭炎や発熱は、HIVだけでなく、咽頭クラミジアや咽頭淋病に感染した場合も起こることがあります。
必ずしもHIVに感染しているわけではないことを覚えておいてください。
発疹
帯状疱疹、蕁麻疹、などのいわゆる発疹は、体の免疫力が低下しているときや、何かしらのウィルスに感染したときのサインです。
HIVに感染したときにも発疹が現れる場合があります。
性行為の後に、発疹が出た場合は注意が必要です。
HIV初期症状とエイズ発症時の症状で代表的なもの
以下はHIV感染初期だけでなく、潜伏期間(無症候期)後の、エイズ発症時の症状としても代表的なものです。
これらの症状が現れたら検査は必須となります。
口腔カンジダ
カンジダは免疫力が衰えたときに発症する感染症です。
HIVに感染したことにより免疫力が衰えた場合も口腔カンジダが発症する場合があります。
口腔カンジダが発症したからといって、必ずしもHIVに感染しているわけではありませんが、免疫力が衰えていることには違いありませんから検査は必須です。
おりものが増えた
HIVに感染して免疫力が衰えると、膣カンジダなどの性病を発症し、おりものが増加することがあります。
ただし、おりものに異常が現れる性感染症は、HIVのほかにも、(HIVに起因しない)膣カンジダ、淋病、トリコモナスなどいろいろあります。
ですから、おりものが増えたからと言ってかならずしもHIVに感染しているわけではありません。
落ち着いてHIVを含めた一通り性病検査を受けてみると良いでしょう。
カリニ肺炎
カリニ肺炎は細菌に感染したことにより発症する肺炎で、病院でもカリニ肺炎と診断されると、まずHIV検査をされるというぐらい、エイズ、HIVとは切っても切れない疾患です。
カリニ肺炎は、感染直後よりも潜伏期間後のエイズ発症時の免疫力が極端に落ちたときにかかることが多いのですが、感染直後でも発症することがあります。
いずれにせよカリニ肺炎が発症したら、かならずHIV検査をしなければなりません。
以上が代表的なHIV初期症状になります。
一つでも思いあたる症状があったら検査することをお勧めします。
HIV検査を悩んでいる方に
これまでHIVの初期症状を紹介してきましたが、勘違いしてほしくないのは、性行為の後にこれらの症状が現れたからといって、必ずしもHIVに感染しているわけではないということです。
本文中にも書きましたが、HIVでなくても、咽頭クラミジアや咽頭淋病に感染しても、のどが腫れたりの風邪のような症状が現れることはあります。
それでなくても、そもそも性行為自体が、相手と密接に触れる行為ですから、相手から何かしらの細菌を取り込んでしまったり、本当に風邪を移されることもあります。
ですから心当たりのある性行為の後に風邪に似た症状が出たからと言って、必ずしもHIVに感染しているというわけではありません。
むしろ確率的には低いと言えるでしょう。
そして、もしHIVに感染していたとしても、今は薬でHIVウィルスをほぼ0まで減らすことができるようになっており、早期に発見できれば命に関わる病気ではなくなっています。
残念ながら完治する治療法はまだ見つかっていませんが、しかし、薬によってエイズの発症を抑えていれば、もしかしたら5年後、10年後には完治する治療法が発見されるかもしれません。
しかしそれも早期発見が条件になります。
ですから、まずは郵送の検査キットでも、病院でも良いので、勇気をもって検査を受けて見てください。
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あなたの為にも、あなたのことを大切に想う人のためにも是非検査を検討してみてください。
我々からもお願い申し上げます。
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なお、性行為の後にのどの腫れや発熱などの症状が現れた場合は、クラミジアや淋病に感染している可能性があります(むしろHIVよりそちらの確率の方が高いです)。
ですから、HIV検査だけでなく、クラミジアと淋病の検査もあわせて受けておくことをお薦めします。
クラミジアや淋病も自然治癒しない性感染症ですから、早期発見、早期治療を心がけましょう。
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